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母子家庭の生活保護はいくら?子ども別の目安【2026年】

2026 10/03
支援制度
2026年10月3日

「生活保護を受けたら、月にいくらもらえるの?」「子どもが2人だと変わる?」——母子家庭の生活保護の金額は、地域(級地)と子どもの人数・年齢で変わります。この記事では、厚生労働省の公表資料にもとづいて、子ども1人・2人の月額の目安を、計算の中身まで分かりやすく整理します。

💡 結論:1級地-1(東京都区部など)の目安は、子1人で月約15万円台+家賃など

  • 母子世帯(子1人):生活扶助+加算で約153,300円(令和8年10月〜の基準・1級地-1)
  • 母子世帯(子2人):生活扶助+加算で約203,210円(同上)
  • これに、家賃(住宅扶助)・教育費(教育扶助)・医療費(医療扶助)などが、実費や上限の範囲で別に支給される
  • 実際に受け取る額は「最低生活費 − 収入」。働いた収入や児童扶養手当などは差し引かれる
目次

まず結論|子ども別・月額の目安

下の表は、厚生労働省が示す「母子世帯モデル」の生活扶助基準額に、母子加算と児童養育加算を足した目安です(令和8年10月〜の基準)。住宅扶助・教育扶助・医療扶助などは含みません。

世帯級地生活扶助基準額母子加算児童養育加算合計の目安
母子世帯(子1人)
30代の親+小学生
1級地-1124,310円18,800円10,190円約153,300円
同上2級地-1118,610円17,400円10,190円約146,200円
同上3級地-2110,500円16,100円10,190円約136,790円
母子世帯(子2人)
40代の親+中学生・小学生
1級地-1159,230円23,600円20,380円(10,190円×2人)約203,210円
同上2級地-1151,730円21,800円20,380円約193,910円
同上3級地-2141,040円20,200円20,380円約181,620円
※ 厚生労働省「令和8年度生活扶助基準の見直しについて」(令和8年10月〜の基準案)と、同省「生活扶助基準額の算出方法(令和8年10月)」をもとに計算した目安です。モデルの年齢と異なる場合や、「経過的加算」が付く場合は金額が変わります。

金額の中身|「3つの足し算」で決まる

✓ 最低生活費のしくみ

  • ① 生活扶助:食費・光熱費・被服費など、日常生活の費用。年齢・世帯人数・地域で決まる
  • ② 加算:母子加算(ひとり親で児童を養育)、児童養育加算(児童1人につき)など、事情に応じて上乗せ
  • ③ そのほかの扶助:住宅扶助(家賃)、教育扶助(学用品・給食費など)、医療扶助(医療費)などを、必要に応じて実費・上限内で支給

ニュースなどで見る「生活保護費」は①だけの金額であることも多く、②③を合わせた総額で見ると、受け取れるお金の全体像が分かります。

「級地」とは?|住んでいる地域で金額が変わる

区分考え方
1級地(1級地-1・1級地-2)物価や生活費が高いとされる大都市圏。基準額が最も高い
2級地(2級地-1・2級地-2)中規模の都市など。1級地より低め
3級地(3級地-1・3級地-2)それ以外の地域。基準額が最も低い
※ どの級地になるかは、市区町村ごとに決まっています。お住まいの福祉事務所や、自治体のサイトで確認できます。

実際にもらえるのは「最低生活費 − 収入」

生活保護は、「決められた金額が毎月もらえる」制度ではありません。世帯の最低生活費に足りない分が支給される仕組みです。収入があるときは、その分が差し引かれます。

📝 簡易な計算例(子1人・1級地-1・住宅扶助などは除く)

  • 最低生活費(生活扶助+加算):約153,300円
  • 世帯の収入(例:パート収入と児童扶養手当などの合計):120,000円と仮定
  • 支給される目安:153,300円 − 120,000円 = 約33,300円

※ 仮の数字による説明用の例です。実際は、働く収入にかかる「勤労控除」や、家賃・医療費などの扶助も加わるため、金額は変わります。福祉事務所で試算してもらうのが確実です。

子どもが3人以上のとき

母子加算は、児童が1人・2人・3人以上で金額が変わります。3人以上の場合は、児童1人につき、1級地で2,900円、2級地で2,700円、3級地で2,500円が、2人の場合の額に加えられます。児童養育加算は、モデルの児童(3歳以上)では1人につき10,190円が人数分加算されます。ただし、3歳未満の児童や第3子以降は、これより高い額になると示されている資料もあります(厚生労働省の過去の資料では、3歳未満と第3子以降は月14,520円)。最新の額は福祉事務所で確認してください。

ただし、生活扶助基準額は、世帯の人数や子どもの年齢で細かく決まるため、モデルが示されていない人数・年齢の世帯は、窓口での試算が必要です。目安だけで判断せず、福祉事務所に世帯の状況を伝えて確認しましょう。

令和7〜8年度の「特例加算」とは

生活扶助の基準は、令和7〜8年度の臨時的・特例的な措置として、1人あたり月額の「特例加算」が上乗せされています。令和7年度は1,500円、令和8年10月から1年間は、これを1,000円引き上げて2,500円とされています(入院患者・介護施設入所者は1,000円を維持)。

世帯(1級地-1)令和7年度基準
(令和7年10月〜)
令和8年度基準
(令和8年10月〜)
母子世帯(子1人)122,700円124,310円
母子世帯(子2人)156,260円159,230円
※ 生活扶助基準額(加算・住宅扶助などを除く)。出典:厚生労働省 第55回社会保障審議会生活保護基準部会 資料4(令和8年2月27日)

令和9年度以降の基準は、今後の検討で見直される予定と公表されています。将来、金額や加算の仕組みが変わる可能性があるため、申請の前に、最新の情報を福祉事務所で確認してください。

児童扶養手当・働く収入との関係

収入の種類生活保護での扱い(一般的な考え方)
パート・アルバイトなどの収入収入として認定され、最低生活費から差し引かれる。ただし、働く人の負担を考えた「勤労控除」がある
児童扶養手当収入として扱われ、その分、保護費が調整されるのが一般的
養育費収入として認定される
児童手当収入として扱われる場合がある(扱いは福祉事務所で確認)
※ 扱いは制度や自治体の運用で異なることがあります。具体的な取り扱いは、福祉事務所に確認してください。

手当や働く収入を、どう組み合わせると世帯全体の手取りが安定するのかは、児童扶養手当はいくら?2026年の金額・所得制限・振込日 と シングルマザーがもらえる手当まとめ2026 もあわせて確認すると、選択肢が広がります。

申請の流れと、結果が出るまでの期間

ステップ内容
① 相談お住まいの地域を担当する福祉事務所(市区町村の窓口)に相談する
② 申請申請書を提出する。申請は、相談だけで終わらせず、意思を示すことが大切
③ 調査収入・資産・家族の状況などの調査(訪問調査を含む)が行われる
④ 決定申請から原則14日以内(特別な理由がある場合は30日以内)に、保護の要否が通知される
※ 生活保護法に定められた手続きの目安です。条件の詳しい説明は、母子家庭と生活保護|条件・金額の目安・手当との違い も参考にしてください。

💡 お金に困っているときは、受給までの「つなぎ」も確認

  • 決定までの間、生活費が足りないときは公的貸付と相談窓口が使えることがある
  • 生活が苦しい原因を整理したいときは、生活費が足りないときの対処も参考になる
  • 申請をためらうときは、「申請するかどうか」から福祉事務所で相談できる

よくある質問

母子家庭なら、誰でもこの金額がもらえますか?

いいえ。表の金額は、あくまで「最低生活費」の目安です。実際に受け取る額は、収入や資産の状況によって決まり、最低生活費に足りない分が支給されます。また、利用できる資産や他の制度を活用することが前提になります。

子どもの年齢で、金額は変わりますか?

変わります。生活扶助基準額は年齢別に決まっており、成長に合わせて額が変わります。また、児童養育加算などの対象年齢の条件もあります。お子さんの年齢での具体的な金額は、福祉事務所で確認してください。

家賃はどのくらい出ますか?

住宅扶助として、実際の家賃が、地域や世帯人数ごとに決まった上限の範囲内で支給されます。上限は自治体によって異なるため、お住まいの地域の上限額を窓口で確認しましょう。

教育費も支給されますか?

教育扶助として、小中学校の学用品費・給食費・教材費などが、基準や実費の範囲で支給されます。高校生がいる場合は、高等学校等の就学費用を支援する仕組み(生業扶助)もあります。内容は福祉事務所で確認してください。

申請すると、周りに知られますか?

生活保護の申請や受給の情報は、個人情報として管理されます。ただし、扶養照会や調査など、手続きの中で確認が行われることがあります。不安な点は、申請前に福祉事務所に伝えて、どのような手続きになるか聞いておくと安心です。

まとめ|まず「試算」を福祉事務所で聞いてみる

✓ この記事のポイント

  • 金額は地域(級地)と子どもの人数・年齢で変わる
  • 1級地-1の目安は、子1人で約15.3万円・子2人で約20.3万円(生活扶助+加算。家賃などは別)
  • 実際の支給額は「最低生活費 − 収入」
  • 令和8年10月からは特例加算が1人2,500円に。令和9年度以降の基準は今後見直しの予定
  • 最新の金額・自分のケースは、福祉事務所で試算してもらうのが確実

※ 基準額・加算額は、毎年の見直しで変わることがあります。申請の前に、必ず厚生労働省または福祉事務所の最新の案内でご確認ください。

参考・出典

  • ※ 厚生労働省「令和8年度生活扶助基準の見直しについて」(第55回社会保障審議会生活保護基準部会 資料4、令和8年2月27日)
  • ※ 厚生労働省「生活保護制度における生活扶助基準額の算出方法(令和8年10月)」
  • ※ 2026年10月時点の公表資料にもとづきます。最新の内容は福祉事務所でご確認ください。

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この記事を書いた人:masako

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自己紹介・メッセージ
masako
シングルマザー8年目
シングルマザー8年目。離婚・転居・再就職を経験しました。
あのときの決断は間違っていなかったのだと、今は思います。自由に生きられている実感があって、これからの過ごし方も楽しみです。
体験してきたことを記事にしています。悩んでいる方のお役に少しでも立てたら嬉しいです。
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