🏛 支援制度
「児童手当」と「児童扶養手当」。名前がそっくりで、混同している方がとても多い2つの制度です。
でも、この2つはまったく別のもの。そして、ひとり親家庭は両方を受け取れる可能性があります。「片方しかもらっていなかった」ともったいないので、この記事でスッキリ整理しましょう。
📋 この記事でわかること
- 2つの手当の決定的な違い
- それぞれいくら・誰がもらえるか
- 両方もらえることの確認
- 申請の窓口と、忘れがちな手続き
- よくある勘違い
ひと言でいうと、こう違います
| 児童手当 | 児童扶養手当 | |
|---|---|---|
| 対象 | すべての子育て世帯 | ひとり親などの世帯 |
| 目的 | 子育て全般の支援 | ひとり親家庭などの生活の安定 |
| 所得制限 | 2024年10月から撤廃 | あり(所得に応じて増減) |
| もらえる期間 | 高校生年代まで(18歳年度末) | 原則18歳年度末まで |
| 両方もらえる? | — | 児童手当と併給できる |
※ 制度は改正されます。最新の金額・条件はお住まいの自治体でご確認ください。
ポイントはここです。児童手当は「すべての家庭」、児童扶養手当は「ひとり親などの家庭」。だからひとり親は、両方の対象になり得ます。「名前が似てるから片方だけかと思ってた」という方、要チェックです。
① 児童手当 ―― すべての子育て世帯に
👶 児童手当のポイント
- 対象:高校生年代(18歳の年度末)までの子どもを養育する人
- 金額の目安:3歳未満は月1.5万円、3歳〜高校生年代は月1万円(第3子以降は増額)
- 2024年10月の拡充:所得制限の撤廃、高校生年代まで延長、第3子以降の増額など
- 支給:年6回(偶数月)に振り込み
- 申請:市区町村の窓口。出生・転入から15日以内が目安
※ 出典:こども家庭庁「児童手当制度のご案内」。金額・回数は改正で変わることがあります。
💡 児童手当は「進学費用の貯金」に最適
児童手当を生活費に溶かさず、そのまま貯蓄用の口座に移していくと、高校卒業までにまとまった教育費の土台になります。「もらった分は使わずに貯める」と決めておくのがおすすめです。
② 児童扶養手当 ―― ひとり親などの世帯に
🏠 児童扶養手当のポイント
- 対象:離婚・死別などでひとり親になった世帯など(父子家庭も対象)
- 金額:所得に応じて「全部支給」「一部支給」が決まる。子どもの人数で加算
- 所得制限:あり。前年の所得で判定される
- 支給:年6回(奇数月)に振り込み
- 毎年8月頃に「現況届」が必要(出し忘れると支給が止まる)
※ 出典:こども家庭庁「児童扶養手当」。金額・所得制限は毎年改定されます。詳しくは自治体窓口へ。
⚠️ 現況届の出し忘れに注意
児童扶養手当は、毎年8月に「現況届」を提出しないと、支給が止まってしまいます。案内が届いたら、必ず期限内に手続きを。2年間出さないと受給資格そのものを失うこともあるので、要注意です。
ひとり親は「両方」確認を
繰り返しになりますが、大事なところなので。ひとり親家庭は、児童手当(すべての家庭向け)と児童扶養手当(ひとり親向け)の両方の対象になり得ます。
✅ あわせて確認したい支援
よくある質問
まとめ:似て非なる2つ、両方チェック
児童手当と児童扶養手当は、名前は似ていますがまったく別の制度。児童手当はすべての子育て世帯に、児童扶養手当はひとり親などの世帯に支給されます。
そしてひとり親は、両方の対象になり得ます。「名前が似ているから片方だけ」と思い込まず、両方きちんと受け取れているか、この機会に確認してください。受け取れるお金は、遠慮なく受け取っていいんです。
📌 この記事のまとめ
- 児童手当=すべての子育て世帯(2024年10月から所得制限撤廃・高校生年代まで)
- 児童扶養手当=ひとり親などの世帯(所得制限あり・父子家庭も対象)
- ひとり親は両方の対象になり得る(原則併給OK)
- 児童扶養手当は毎年8月の現況届を忘れずに
- 医療費助成・就学援助もあわせて確認
参考・出典
- こども家庭庁「児童手当制度のご案内」「児童扶養手当」
- ※ 本記事は2026年8月時点の情報です。金額・所得制限・支給要件は改正されます。最新情報はお住まいの市区町村でご確認ください。

