「みんな、どれくらい貯金してるんだろう?」「うちは全然貯まっていないけど、大丈夫かな…」——母子家庭のお金の悩みで、いちばん多いのが貯金のことかもしれません。
この記事では、母子家庭の貯金の平均的な実情と、「いくら貯めれば安心か」の目安、そしてムリなく貯めるコツを、やさしくまとめました。今ゼロでも大丈夫。今日から始められることを、一緒に見ていきましょう。
母子家庭の貯金、平均はいくら?
🌿 私が「貯まる家計」に変えたこと
貯金ができるようになった一番の理由は、支出と収入のバランスを徹底して見直したことです。安心して入っていた保険も、思いきって見直しました。そして、今のライフプランを立て直す。お金の不安って、”見えない”ことから来る部分が大きいんです。だから、徹底的に見える化する。すると不安がやわらいで、自然とお金が残るようになりました。各種の調査を見ると、母子家庭の貯蓄額は「差がとても大きい」のが実情です。「貯蓄がない」「50万円未満」という世帯も少なくない一方で、コツコツと数百万円を貯めている家庭もあります。
つまり、「平均いくら」という数字に、あまり振り回されなくて大丈夫。大事なのは、よそと比べることではなく、自分のペースで「昨日より少し増やす」こと。今ゼロでも、正しい方法で始めれば、貯金は必ず育っていきます。
貯金がなかなかできない背景には、収入だけでなく「予想外の出費」があります。子どもの急な病気、学用品、行事のたびの出費——シングルマザーの家計は、一人でやりくりするぶん、突発的な出費に弱くなりがちです。だからこそ、少しずつでも「備えのお金」をつくっておくことが、暮らしの安心につながります。
いくら貯めれば安心?目安を知ろう
「いくら貯めればいいの?」の答えは、目的によって変わります。まずは次の2つを目標にしましょう。
- 生活防衛資金:急な出費や収入減にそなえるお金。生活費の3〜6か月分が目安。
- 教育費:進学のタイミングに向けて、少しずつ準備するお金。
いきなり大きな金額を目指すと、しんどくなって続きません。まずは「生活費の1か月分」を最初のゴールに。それが貯まったら、次は3か月分、というように、少しずつ階段をのぼっていきましょう。
なぜ「生活費の3〜6か月分」なのかというと、これがあれば、急に収入が減っても、あわてず立て直す時間を稼げるからです。たとえば毎月の生活費が18万円なら、その3か月分は約54万円。大きな金額に見えますが、月1万円ずつでも、数年かければ必ず届きます。ゴールを決めておくと、貯金はぐっと続けやすくなります。
目的別・目標額の目安
| 目的 | 目安 |
|---|---|
| 生活防衛資金 | 生活費の3〜6か月分 |
| 教育費(1人) | 進学に向けて計画的に |
| 予備・その他 | まずは10万円を目標に |
この表は、あくまで目安です。全部を一度にそろえる必要はありません。「まずは生活防衛資金から」と決めて、一つずつクリアしていけば大丈夫です。
ちなみに、教育費は「いつ・いくら必要か」を先に知っておくと、あわてずにすみます。大きくかかるのは高校・大学の進学時です。まだ先でも、早めに少しずつ準備を始めれば、月々の負担はぐっと軽くなります。ゴールから逆算して、今から備えておきましょう。
ムリなく貯める5つのコツ
- 先取り貯金にする:余ったら貯めるのではなく、給料が入ったら先に貯金分をよける。
- 貯金用の口座を分ける:生活費と混ざらないよう、専用口座をつくる。
- 手当は貯蓄にまわす:児童手当などを、そのまま貯金用口座へ。
- 固定費を見直す:浮いたお金を、まるごと貯金に回す。
- 少額から始める:月500円でもOK。続ける習慣が何より大切。
とくに効果が大きいのが、「先取り貯金」と「口座を分ける」の合わせ技。給料日に自動で貯金用口座へ移す設定にすれば、意志の力に頼らず、勝手に貯まっていきます。
「貯金用の口座」は、ふだん使う銀行とは別の、少し引き出しにくい銀行にするのがおすすめです。ATMが近くにないネット銀行などにしておくと、「ついつい使ってしまう」を防げます。目的別に口座を分けておくと、教育費や旅行費など、「これは何のためのお金か」も一目で分かります。
貯金が苦手でも続く仕組み
「何度も貯金に挫折してきた」という方も、心配いりません。続かないのは、意志が弱いからではなく、仕組みがないからです。人の意志の力は、思っているよりあてになりません。
だからこそ、「自動でよける」仕組みをつくるのがコツ。銀行の自動積立や、給料日の翌日に自動送金する設定を使えば、あとは何もしなくてもお金がたまっていきます。一度セットすれば、ずっと働いてくれる——これが、いちばんラクな貯金法です。
貯めたお金の置き場所
貯めたお金は、どこに置いておけばいいのでしょう。すぐ使うかもしれない生活防衛資金は、普通預金など「すぐ引き出せる場所」が基本です。利息はほとんど付きませんが、それでかまいません。生活防衛資金は「増やすお金」ではなく「守るお金」だからです。一方、当分使う予定のない教育費などは、少額の積立で育てるという選択肢もあります。目的と使う時期に合わせて、置き場所を変えるのがコツです。
貯金の「次の一歩」:少額投資
生活防衛資金がある程度たまったら、次のステップとして「少額の投資」も視野に入ります。銀行に置いておくだけでは、物価が上がるとお金の価値は目減りしてしまうからです。
とはいえ、あわてる必要はありません。まずは生活防衛資金が最優先。それがそろってから、余裕資金で、NISAを使って月100円などの少額から。投資も、証券口座の準備から始まります。ネット証券なら口座開設・維持は無料です。
※ 投資には元本割れのリスクがあります。まずは生活防衛資金の確保を優先しましょう。
貯金が少し貯まってくると、それ自体が心の支えになります。「何かあっても、これがある」と思えるだけで、毎日の不安がやわらぎ、気持ちにも余裕が生まれます。貯金は、金額そのものより、その安心感にいちばんの価値があるのかもしれません。
貯金を増やす、3つの柱
貯金は「気合い」ではなく「仕組み」で決まります。増やす方向は、大きく3つです。
- 先取りで貯める:使う前に、自動で貯蓄へ回す
- 固定費を下げる:浮いたお金が、そのまま貯金になる
- 収入を少し増やす:手当のもらい漏れや、働き方の工夫で
この3つを少しずつ動かすだけで、貯金のペースは着実に上がっていきます。
「先取り貯蓄」のやり方
- 給料日に、自動で移す:手動だと、つい使ってしまう
- 貯蓄用の口座を分ける:生活費と混ざらないようにする
- まずは手取りの1割を目安に:無理なら、5%からでもOK
「残ったら貯める」では、なかなか貯まりません。「先に貯めて、残りで暮らす」に変えるのがコツです。
ムリなく貯める、小さな工夫
- 児童手当は、使わず貯める:あるものとして使わないと、まとまりやすい
- おつりや小銭を貯金に回す:アプリの自動貯金も便利
- ボーナスや臨時収入は、先に確保:使う前に、一部を貯蓄へ
- 「ながら貯金」から:無理のない、続けられる方法で
大きく貯めようとせず、”続けられる小ささ”から。習慣になれば、あとは自然に貯まっていきます。
貯金の目標額、どう考える?
- まずは生活防衛資金:生活費の数か月分を、最初のゴールに
- 次に教育資金:進学に向けて、コツコツ準備
- その先に、老後の備え:時間をかけて、少しずつ
いきなり大きな目標でなくて大丈夫。「まず生活防衛資金」から、一段ずつ積み上げましょう。
貯金だけでは足りない?というお話
コツコツ貯金は大切ですが、物価が上がる時代には、貯金だけだと”実質的な価値”が目減りすることもあります。
- 近く使うお金は、貯金で守る:値動きのない安心を優先
- まだ先に使うお金は、一部を投資に:NISAで少額から
- 「守る」と「増やす」を分ける:バランスが大切
ただし、投資は元本保証がありません。まずは貯金で土台を固め、余裕資金の範囲で、少しずつ投資も検討しましょう。
お金が貯まらない人の、共通点
- 「残ったら貯める」にしている:先取りに変えるだけで変わる
- 固定費を放置している:毎月の見えない出費が、じわじわ効く
- 目的が決まっていない:”何のため”があると、続けやすい
裏を返せば、これを逆にするだけで貯まり出します。今日から、ひとつずつ変えていきましょう。
貯金が続く人の、習慣
- 自動化している:意志の力に頼らず、勝手に貯まる
- チェックは月1回だけ:見すぎず、でも放置しすぎず
- 小さなご褒美を用意する:目標達成のたびに、自分をねぎらう
貯金は、マラソンのようなもの。頑張りすぎず、”仕組みと、ちょっとの楽しみ”で、長く続けていきましょう。
よくある質問
貯金がゼロでも大丈夫?
大丈夫です。今ゼロでも、月500円の先取り貯金から始めれば、確実に増えていきます。金額より、始めることと続けることが大切です。
手当も貯金に回すべき?
生活に必要な分を確保したうえで、余った手当を貯蓄用口座に回すのはおすすめです。生活費と分けておくと、自然に貯まっていきます。
貯金と投資、どっちが先?
まずは貯金(生活防衛資金)が先です。すぐ使えるお金を確保してから、余裕資金で少額の投資を始めるのが安全な順番です。
貯金は、がんばりの量ではなく、仕組みで決まります。今月から自動でよける設定を一つするだけで、来年の今ごろには、まとまった額になっているはずです。未来の安心を、今日の小さな設定でつくっておきましょう。
まとめ:平均より、自分のペースで
母子家庭の貯金は、差が大きいのが実情。平均の数字に一喜一憂せず、「生活防衛資金を、生活費の3〜6か月分」を目標に、自分のペースで進めましょう。先取り貯金と口座分け、自動化の仕組みがあれば、貯金が苦手でも続きます。
今ゼロでも、まったく問題ありません。今日、月500円の先取り貯金を設定する——その小さな一歩が、未来のあなたと子どもを守る力になります。
家計の整え方や、貯金の次のステップは、次の記事もあわせてどうぞ。
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※ 本記事は一般的な情報提供です。貯蓄額の実情は調査・世帯状況により異なります。制度や金額は各自治体・各社の最新情報をご確認ください。

