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【シングルマザーの団地暮らし】家賃・初期費用・住み心地を正直に

2026 8/23
暮らし・心
2026年8月23日
団地暮らし 住んで分かったこと

🌿 暮らし・心

引っ越しを決めたのは、子どもの学校の関係でした。進学先が決まれば、そこに通える場所へ移らなければなりません。

それにともなって、私はそれまでの仕事を辞めることになりました。

その状態で部屋を探したら、民間の賃貸物件は貸してもらえませんでした。理由は「離職中だから」。収入の証明が出せないと、こんなにも選べなくなるのかと思いました。

そこで選んだのが団地でした。進学先が決まってからでないと住む地域を絞れなかったので、探せる期間も限られていました。学校からは少し距離がありましたが、家賃とのバランスを考えると迷うほどではありませんでした。

結果から言うと、あのとき団地にして良かったと思っています。この記事では、実際に住んでみて分かったことを、大変だった点も含めて正直に書きます。

団地暮らしのリアル
目次

仕事を辞めていても、団地なら住めた

民間の賃貸で断られるのは、たいてい収入の証明が出せないときです。離職中、転職したばかり、勤めて日が浅い。引っ越しと転職が重なると、多くの人がこの状態になります。

公営住宅は考え方が逆で、収入が低いほど入りやすくなります。国土交通省も、母子・父子世帯を「特に居住の安定確保が必要な世帯」として、優先的に入居させるよう自治体に求めています。

🌿 優先入居のしくみ(3つの方式)

  • 倍率優遇方式:抽選の当選率を、一般の申込者より有利にする
  • 戸数枠設定方式:募集する住戸の中に、優先世帯むけの枠を設ける
  • ポイント方式:いまの住まいの状況や家賃の負担を点数にして、高い順に決める

※ 出典:国土交通省「公営住宅の優先入居について」。どの方式を使うかは自治体ごとに違います。母子・父子世帯のほか、高齢者世帯、障害者世帯、所得の低い世帯、DV被害者世帯なども対象です。

私の場合は、抽選なしで決まりました

動き出したのは2月でした。子どもの学校の合否が出るのが2月で、進学先が決まらないと住む地域も決められなかったからです。合格が分かって引っ越し先が固まり、そこから住まい探しを始めました。

団地というと「抽選に何度も落ちる」というイメージがあるかもしれませんが、私のときは抽選がなく、一度で決まりました。

これは時期や地域によって大きく変わります。人気のある団地では何度も抽選になりますし、空きの多いところでは随時受け付けていることもあります。「どうせ当たらない」と決めつけずに、まず窓口で空き状況を聞いてみてください。

初期費用で驚いたこと

ここは正直に書いておきます。私の場合、都外からの引っ越しだったため、1年分の家賃を先に入金する契約でした。

「団地は初期費用が安い」と聞いていたので、これは想定外でした。県外・市外からの申し込みでは、こうした条件が付くことがあります。

ただ、そのぶん毎月の負担は軽くなります。まとまった額を先に用意する必要はありましたが、住みはじめてからの家計はずいぶん楽になりました。

⚠️ 初期費用は必ず先に確認を

敷金だけのところ、前払いを求められるところ、子育て世帯は敷金を免除するところ(兵庫県など)まで、自治体によってまったく違います。申し込む前に「入居までにいくら必要か」を窓口で聞いてください。あとから分かると身動きが取れなくなります。

家賃が安くなる2つの条件

公営住宅の家賃は、民間のように物件ごとに決まっているのではありません。住む人の状況に応じて決まります。

私が安く借りられたのは、2つの条件がそろっていたからでした。

🌿 私が安く借りられた条件

  • 18歳までの子どもがいること
    18歳になった時点で終わりではなく、その翌年の3月までは安い家賃のままでした。年度の区切りで見てもらえます
  • 収入が決められた額を超えないこと
    「低いほど良い」ではなく、上限を超えていなければよいという考え方です

※ 私が住んだところの場合です。年齢の区切りも収入の上限も自治体によって違うので、必ず窓口でご確認ください。

収入の上限は、思っているより低くはない印象でした。ひとり親で働いている方の多くは当てはまるのではないかと感じています。ただしこれは私の実感で、正確な金額は自治体ごとに決まっています。「うちは超えているだろう」と自分で判断せずに、窓口で聞いてみてください。

正直に書いておくと、前の家より部屋が広くなったぶん、家賃そのものは上がりました。「団地に移れば必ず家賃が下がる」とは言えません。

それでも、同じ広さを民間で借りることを考えたら比べものになりません。周辺の賃貸物件よりはるかに安く住めています。しかも更新料がないので、2年ごとに家賃1か月分が飛んでいくこともありません。

住んでみて良かったこと

入る前に想像していたより、ずっと暮らしやすい場所でした。

項目実際に住んでみて
ご近所づきあいみんな親切。声をかけてもらえる
買い物歩いて行ける距離。郵便局も図書館も徒歩圏
設備の不具合連絡するとすぐ対応してくれる。建物は古いが安心して住める
建物鉄骨の耐震構造。古さは気にならなかった
暑さ・寒さ民間の賃貸より影響を受けにくい
共用部ゴミ捨て場はいつもきれい。草木の手入れ担当の方がいて行き届いている
行事子ども向けのお祭りや花火大会がある
更新料なし

とくにありがたかったのが、設備の不具合にすぐ対応してもらえることです。建物は古いので、どこかしら傷んできます。でも連絡すれば直してもらえるので、不安がありません。民間の物件で大家さんとやりとりする気疲れがないのは、思っていた以上に大きなことでした。

共用部がきれいなのも、いい意味で予想と違いました。ゴミ捨て場はいつも整っていますし、草木の手入れをしてくださる担当の方がいます。誰かが日々手をかけてくれている場所なのだと、住んでから知りました。

🌿 私の場合はこうでした

子ども向けのお祭りや花火大会があって、それが毎年の楽しみのひとつになっています。ひとり親になると、こういう季節の行事から遠ざかりがちです。歩いて行ける場所で子どもが楽しそうにしているのを見られるのは、思いがけない贈りものでした。

大変だったこと

正直に書きます。困ったのはひとつだけでした。

エレベーターがないので、重い買い物を運び上げるのが大変です。お米や水をまとめ買いした日は、階段の途中で何度か休みます。

ただ、これも見方によります。毎日階段を上り下りしていると、それなりに体を動かすことになります。体にいい負荷がかかっていると思えば、悪いことばかりでもありません。

重いものはネットスーパーや宅配を使う、という手もあります。玄関まで運んでもらえるので、階段の負担はぐっと減ります。

引っ越し代は、時期で大きく変わります

入居が決まったら、次は引っ越しです。ここで思っていたよりお金がかかることがあります。

私の引っ越しは2月でした。子どもの進学先が決まってから動いたので、時期は選べません。案の定、料金は高かったです。

時期料金の目安動き方
3月中旬〜4月上旬いちばん高い早めに予約しないと業者が押さえられない
2月〜3月上旬高い進学・異動が重なる。私はここでした
5月〜1月落ち着く日程をずらせるなら、この時期が有利

※ 実際の料金は荷物の量・距離・業者によって変わります。

進学や異動に合わせて動く人が多いので、2月から4月上旬は業者が混み合い、料金も上がります。子どもの学校の都合で引っ越す場合、この時期を避けるのは難しいと思います。

🌿 私の場合はこうでした

時期をずらせなかったので、見積もりを取って比べました。結果として高い買い物にはなりましたが、あのとき比べておいて良かったと思っています。1社だけ聞いて即決していたら、もっと払っていたかもしれません。

時期を選べないときこそ、複数の業者から見積もりを取って比べることに意味があります。一社ずつ電話するのが大変なら、まとめて見積もりを頼めるサービスを使う方法もあります。

申し込む前に確認したいこと

私の経験と、制度のしくみを合わせて、先に確認しておきたいことをまとめます。

📋 窓口で聞いておくこと

  1. いま空きがあるか。抽選なのか、随時受け付けているのか
  2. 入居までにいくら必要か。前払いを求められることがある
  3. ひとり親の優遇があるか。倍率優遇か、戸数枠か、ポイント方式か
  4. 収入の基準。上限だけでなく、下限がある場合もある
  5. エレベーターの有無と、希望できる階
  6. 駐車場があるか、空きがあるか

とくに2番の初期費用は、私が想定外だったところです。必ず先に聞いてください。

よくある質問

無職でも申し込めますか?

収入がないことが理由で断られることは基本的にありません。公営住宅は収入が低い方のための制度です。ただし家賃を払える見込みは確認されます。手当や親族の援助など、収入とみなされるものを窓口で相談してください。

どこに申し込むのですか?

都営・県営・市営など、運営している自治体の窓口です。お住まいの、または住みたい地域の市区町村の住宅課に問い合わせてください。URは別の制度なので、条件が違います。

子どもが18歳を過ぎたらどうなりますか?

世帯の状況や収入によって家賃が変わります。すぐ出ていく必要はありませんが、収入が基準を超えた状態が続くと、割増の家賃になったり明け渡しを求められたりすることがあります。

建物が古いのは不安ではありませんか?

私が住んでいるところは鉄骨の耐震構造です。古さは見た目の話で、住み心地に困ったことはありません。不具合はすぐ直してもらえます。

エレベーターがない階は避けたほうがいいですか?

重い荷物の日は大変です。ただ階段は体を動かす機会にもなります。宅配やネットスーパーを使えば負担は減らせます。ご自身やお子さんの状況で判断してください。

まとめ:選択肢がないと思う前に

仕事を辞めた状態で部屋を断られたとき、私は「住む場所すら選べない」と思いました。でも実際には、そういう人のための住まいが用意されていたのです。

団地には団地の不便さがあります。エレベーターのない階段も、建物の古さも本当のことです。それでも、更新料がなく、家賃が収入に合わせて決まり、不具合はすぐ直してもらえる。暮らしの土台としては、満足感のあるものでした。

🌿 最後に、私から

断られ続けると、自分が否定されたような気持ちになります。私もそうでした。でもあれは、書類の条件に合わなかっただけのことでした。
いま同じところで止まっている方がいたら、まず市区町村の住宅の窓口に電話してみてください。「離職中でも申し込めますか」と聞くだけでいいのです。私も、そこから住まいが決まりました。

※ 本記事は2026年8月時点の情報と、筆者の体験にもとづいています。募集の時期・抽選の有無・初期費用・収入の基準・優遇のしくみは、自治体によって大きく異なります。実際の条件はお住まいの市区町村の住宅担当窓口にご確認ください。

🌿 次に読むなら、この記事

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自己紹介・メッセージ
masako
シングルマザー8年目
シングルマザー8年目。離婚・転居・再就職を経験しました。
あのときの決断は間違っていなかったのだと、今は思います。自由に生きられている実感があって、これからの過ごし方も楽しみです。
体験してきたことを記事にしています。悩んでいる方のお役に少しでも立てたら嬉しいです。
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