🏛 支援制度
子育てだけでも精一杯なのに、親の介護まで重なったら——。
子育てと介護を同時に担うことを「ダブルケア」と呼びます。とくにシングルで、頼れる家族が少ないと、負担はひとりに集中しがちです。
でも、抱え込む必要はありません。介護には子育てと同じように「使える制度」と「頼れる窓口」があります。この記事では、ダブルケアに直面したとき、まず何をすればいいかを整理します。
📋 この記事でわかること
- ダブルケアで最初に相談すべき場所
- 介護保険の使い方の入口
- 仕事を辞めないための制度(介護休業など)
- お金の負担を軽くする制度
- 「自分が倒れない」ための考え方
まず「地域包括支援センター」へ
介護で困ったとき、いちばん最初に行くべき場所が決まっています。地域包括支援センターです。
🏛 地域包括支援センターとは
- 介護の「よろず相談窓口」:市区町村ごとに設置されている公的な機関
- 相談は無料:保健師・ソーシャルワーカー・ケアマネジャーがいます
- 介護保険の申請もここから案内してもらえます
- 「何から手をつければいいか分からない」段階で行ってOK
※「(お住まいの地域名) 地域包括支援センター」で検索。まだ介護認定を受けていなくても相談できます。
ダブルケアでいちばん怖いのは、ひとりで抱えて共倒れになることです。「まだ大丈夫」と思ううちに、まず相談だけしておく。それが、あなたと家族を守る最初の一歩です。

介護保険を使う ―― 入口の流れ
📝 介護保険サービスまでの流れ
要介護認定を申請する
市区町村の窓口、または地域包括支援センターで申請。主治医の意見書と調査があります。
認定を受ける
要支援1〜2、要介護1〜5などに区分されます。
ケアマネジャーがケアプランを作成
どんなサービスをどれだけ使うか、専門家が一緒に計画してくれます。
サービスを利用開始
デイサービス、訪問介護、ショートステイなど。自己負担は原則1〜3割。
困りごとはケアマネに相談
状況が変われば、プランを見直してもらえます。
💡 「デイサービス」「ショートステイ」で自分の時間を
介護サービスは、親のためだけのものではありません。日中預かってもらうデイサービスや、短期間泊まってもらうショートステイは、あなたが仕事をしたり、休んだり、子どもと向き合う時間を生み出します。「使うのは申し訳ない」ではなく、共倒れを防ぐために使うものです。
仕事を辞めないための制度
「介護のために仕事を辞める(介護離職)」は、収入が途絶え、その後の再就職も難しくなりがちです。辞める前に、使える制度があります。
💼 働きながら介護を続ける制度
⚠️ 「介護離職」は最後の手段に
責任感の強い方ほど「自分が辞めて介護に専念しなきゃ」と考えがちです。でも、収入が途絶えれば、子育ても自分の老後も揺らぎます。まずは介護サービスと会社の制度をフル活用して、「働きながら介護する」形を先に探してください。辞めるのは本当に最後の選択肢に。
お金の負担を軽くする制度
💴 知っておきたい軽減制度
- 高額介護サービス費:1か月の介護費の自己負担に上限があり、超えた分は戻ります
- 高額医療・高額介護合算制度:医療費と介護費を合わせた年間上限を超えた分が戻る
- 介護保険料・利用料の減免:低所得世帯向けの軽減制度
- おむつ代の助成・医療費控除:自治体や確定申告で負担を軽減できる場合も
※ 出典:厚生労働省。詳しくは地域包括支援センター・市区町村の介護保険窓口へ。
いちばん大事なこと ―― あなたが倒れない
ダブルケアで最も守るべきなのは、実はケアをしているあなた自身です。あなたが倒れたら、子どもも親も支えられなくなります。
「全部自分でやらなきゃ」を、手放してください。プロに任せる、きょうだいや親族に分担をお願いする、行政を頼る。頼ることは、家族を守るための責任ある選択です。そして、あなた自身の休息と心のケアも、忘れないで。
🌸 この記事の大切なポイント
- まず「地域包括支援センター」へ
- 介護保険を使う ―― 入口の流れ
- 仕事を辞めないための制度
- お金の負担を軽くする制度
- いちばん大事なこと ―― あなたが倒れない
よくある質問
まとめ:ひとりで抱えないで
子育てと介護のダブルケアは、本当に大変です。でも、ひとりで背負う必要はまったくありません。
まずは地域包括支援センターへ相談を。介護保険を使い、会社の制度で仕事を続け、お金の軽減制度を使う。そして何より、あなた自身が倒れないことを最優先に。頼れるものは、全部頼っていいんです。
📌 この記事のまとめ
- 困ったらまず地域包括支援センター(無料・介護のよろず相談)
- 介護保険のデイ・ショートステイで自分の時間も確保
- 介護休業(93日)・介護休業給付金(67%)で離職を防ぐ
- 高額介護サービス費などでお金の負担を軽減
- あなたが倒れないことが最優先。頼るのは責任ある選択
参考・出典
- 厚生労働省「介護保険制度」「介護休業・介護休業給付金」「高額介護サービス費」
- 内閣府「ダブルケアの実態」
- ※ 本記事は2026年8月時点の一般的な情報です。制度の詳細・金額は改正されます。地域包括支援センター・お住まいの自治体でご確認ください。
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