数多くある株式市場から優良である銘柄を探すのは難しいし、時間がかかるもの・・・
投資のスタートである初心者さんへの銘柄選びのアドバイスとして、「名前を知っている会社」や「自分がよく使う商品」など、身近に馴染みのある企業名から探す方法は切り口としてはいいのではないかと思います。
実際に私も日頃から使っている家電メーカーの企業から業績を調べていき、株式というものはどうものなのかと学習を始めました。
「これから流行りそう」や「面白そう」という感覚から、その企業が上場しているか調べていくのは楽しいものです。
生活感覚から思わぬ銘柄が見つかるかも知れません。そこから投資の学びを深めスタートをするのはいいと思います。

投資は楽しく学びながら始めましょう
投資指標から見た銘柄選定
気になった銘柄が実際に割安であるかなど情報を知るところから始めましょう。
投資は高値ではなく安い価格で購入し、高い価格で売るが基本。将来成長をして株価が上がるであろう銘柄を探します。
株価が本来の価値より売り込まれ優良な銘柄をみていきます。



業種で平均値は変わりますが、最初のフィルターとして使うのはgood
株価収益率であるPER
その会社が1年で稼ぐ利益の「何倍の値段」で株を買っているかをみる数字になります。
株価 ÷ 1株あたりの利益(EPS)で表しますが、簡単にいうと10倍であると「10年分の利益で株価ができている」というイメージ。
PERが低い(10倍以下)→ 割安で利益に対して株が安い。でも人気が低いこともある。
PERが高い(20倍以上)→ 高め。でも将来への期待が織り込まれている「成長株」ならOK。
※ 5倍以下 → 安いけど、成長が止まってる場合もあるので注意



業種によりますが、日本株はおおよそ15倍から20倍くらいの株価水準
株価純資産倍率であるPBR
「株価が会社の純資産(持っているお金や土地・設備など)と比べて、何倍の値段で買われているか」を表す数字になります。
PBR=1倍 → 株価と純資産が同じくらい
PBR=0.7倍 → 株価が資産より安い(割安)
PBR=2倍 → 株価が資産の2倍(人気株・将来期待)



PBRは1倍を割っていると割安と考えます
マネックス証券より一例として、原油・ガス開発生産国内最大手の銘柄:INPEXをみてみました。PBRの値が0.68となっている事が分かります。


出典:マネックス証券より
下の図のように、実績配当性向の数字では健全でバランスの取れた利益還元が出来ている事が分かります。配当推移のグラフは右肩上がりで伸びているのも見れます。


出典:マネックス証券
結論は・・・
初心者さんには最低でも紹介をしましたPER・PBRの二つの数字は確認をして銘柄選びをしていくのが理想です。
業種にもよりますが、PERは「会社の稼ぐ力」から見た安さとし、PBRは「会社の持っている資産」から見た安さと見方も出来ます。
スタートは気になる会社をいくつかピックアップし、PER・PBRの数値を確認していきましょう。迷ったならここの数字から見ていくのが鉄則であると思います。
まずは自分の目で見て確認をし、納得をしてから少額スタートをおすすめします。
